2026.02.27

つねづね草 ~元校長のひとり言~ 『韓国口話学校視察研修会』

 2月末に、舞台発表を中心とした学習発表会が行われます。2月18日(水)に1回目のリハーサルが行われました。このライブの発表会も毎回児童生徒の成長が生で感じられる機会ですので大好きな行事の一つです。役職を降りてからの私の役割は、舞台に向かって右側のスポットライトの担当でした。2年前もリハーサル1回目、2回目と役割を無事終了して、いよいよ本番という時に、何人かの職員と共にコロナに感染してしまいました。コロナもだいぶ落ち着いてきていて、どうやら感染はしないで終わるかなと安心していたところでしたので、とても驚きました。やはり近くにいれば感染するのだと実感し、本番は役割が果たせず、急遽代わっていただいた職員に迷惑をかけました。今年も委員会から打診され、「是非リベンジがしたい」と申し出ました。窓際の位置で、机の上に設置したライトを操作するのですが、「机に乗れますか、落ちないですか」と心配され、かえって申し訳ない気もしますが、何とかやり遂げたいと思っています。その1回目のリハーサルですが、小学部の可愛さ、中学部の初々しさ、高等部の生徒の配役の工夫、専攻科の生徒37名の登場方法など、各部の先生方の腕の見せ所でもあるのですが、早くも2回目のリハーサルまでにどう進展しているか、とても楽しみです。児童生徒のみなさんが練習を重ね、自分の役の歌や台詞やダンスや動きを更に自分らしく表現できるようになった姿が見られると思うとウキウキしてしまいます。保護者のみなさまも28日(土)の本番を乞うご期待!楽しみにしてお待ちください。

 さて今回は、「韓国口話学校視察研修会」についてのお話です。私立特別支援学校連合会退職校長会の提案で「韓国の特別支援学校の現状を視察したい」との願いが、今年1月末に実現しました。聖坂学院 聖坂支援学校の元校長松井先生の力をお借りして、かつて職員交流をしていた「韓国口話学校」の先生方につないでいただきました。40年ほど前には、日本聾話学校(現 きこえの学校ライシャワー学園)や聖坂養護学校と教職員交流研修をしていたそうで、その時に松井先生も訪韓したそうです。その後も交流を継続していた松井先生が「韓国口話学校」と連絡を取り、学校の視察研修と関連の入所施設やショートステイの施設を見学できることになりました。

 「韓国口話学校」は、聴覚障害児の教育を日本聾話学校の故大島先生から学び、また欧米からも特別支援教育を学んで取り入れ、教育の方法や内容を進めてきた経緯があります。また。現在はニーズに応えて、知的障害や発達障害の幼児児童生徒の受け入れを積極的に行っています。更に韓国では、障害児教育に対して国を挙げて取り組んでいることもあり、私立学校から発展して来た特別支援教育に公立学校が次々に設置されるようになり、現在約200校の特別支援学校のうち、90校が私立学校で100校以上が公立校になったそうで、そのスピード感には驚きました。そして人件費はすべて国から公私の区別なく同等に補助されます。施設や設備は自治体が補助してくれるというのでうらやましい限りです。韓国口話学校では、予め送った質問事項に丁寧にお答えいただき、また想像以上の歓迎をしていただき、今後聖坂支援学校と姉妹校を締結したいとの意思もお聞きしました。是非そうしていただき、活発な教職員交流が復活し、子どもたちの幸せのために、両国で学びあい高めあっていければうれしいです。また私特連各校は、公私の区別なく国も自治体も人件費や施設面の補助を平等にしていただけることを心からの願い、少しでも近づいてほしいと要望してきました。私特連として情報共有し、願いが届くように国や自治体にも働きかけていきたいとも思いました。

 「韓国口話学校」で出会った子どもたちも旭出の子どもたちと同じように、お客さまを喜んで迎えてくれたり、緊張して固まっていたり、いつも以上に張り切ったりと様々な様子がありました。「どの国も同じだな」「子どもたちが笑っているって幸せ」と平和を維持してこそ実現しているとも感じました。公私の区別なく、障がいの有無に関わらず、幸せの象徴である子どもたちの笑顔のために、頑張れる大人でありたいとの想いを強くしました。

あどけない慰安婦像の手を取ればその冷たさが伝える願い

<ババカフェの次回開店予定>

3月15日(日)11:00~3:00

*ラストオーダーは2:30です。

*軽食の持ち込みできます。