2月14日は「バレンタインデイ」でした。私の生活の中では関心も関係も薄くなった日ですが、街行けばチョコレート売り場に活気があり、さまざまな商品がかわいらしく、または高級そうに並んでいましたので、そうか、バレンタインが近いのだと気づきました。かつて、私がクラス担任をしていた十数年前までは、学校でも「バレンタインデイ」にチョコレートを渡すことが盛んに行われていた時期がありました。友チョコや義理チョコがほとんどだったと思いますが、そっと想いを渡す生徒もいたように記憶しています。その後色々と状況が変化し、アレルギーの問題やウイルス感染など、学校での食べ物のやり取りは禁止させていただくことにしました。遠足でのおやつ交換も買い物学習としては、自分の好きなもの以外に人にあげやすいものを予算内で買うなどよく考えて買うことを学べるなど楽しい活動でしたが、無くなりました。やれることがどんどん狭まっていくようで残念にも思いますが、安全面や健康のことを考えれば仕方のないことです。当日の下校時、ロータリーに出ると、「先生、いた!」とYさんが近寄ってきました。「これ3つ全部あげる!」と折り紙で作ったハートを頂きました。「3つも?いいの?」残り物には福がある、とはこのことかもしれません。確かに気持ちの伝え方も工夫すればいろいろありそうです。
さて今回は、「カフェに行く」のお話です。小学部5,6年生の総合の時間の学習は、専攻科のカフェに行くということでしたのでお供しました。2学期に一度、そして今回は二度目のカフェ利用だそうです。専攻科の新校舎さくら館1階にカフェスペースを作りましたが、まだ定期的な営業はできていません。校内実習や保護者会に合わせて開業しているようですが、せっかく作ったスペースがあまり活用されていないのは残念です。小学部5,6年生の総合の時間の買い物学習に利用することにしたと聞き、覗いてみたいと思いました。教室で、持ち物、お財布とお金の確認をして、カフェに行ってからやる順番、カフェの席に座る、メニューから飲み物を選ぶ、レジで注文する、お金を払う、席に座る、飲み物とお菓子セットが運ばれる、みんなそろったら「いただきます」、「ごちそうさま」をしておしまい、という流れを示し、できるかなと出発しました。ご家庭でもファミレスなど行く経験があるとは思いますが、オレンジジュース、りんごジュース、お茶の中からそれぞれ好きな飲み物を選ぶことができ、お財布からお金を出して支払うこともスムーズでした。カフェの店員さんをしている専攻科のみなさんも小学部の子どもたちを見守るように、優しく声をかけていました。未だ手慣れた様子ではありませんでしたが、練習を繰り返せば、接客や運びもうまくできるようになると思いました。
2月5日(水)石泉ライオンズクラブのご支援で、ランチを提供するという活動がありました。地域の方々のご協力ご支援は本当にありがたいです。こちらも2回目の活動で、保護者や教員を対象に70食を作ってくれました。お店での接客や盛り付けなども経験で来き、好評だったそうです。現状ではランチの提供は難しいと思いますが、飲み物とお菓子の組み合わせで提供することはできると思います。お菓子もまずは隣の「カポック」や旭出どら焼きを作ってくださる「青柳さん」に協力を頂くなどして、出来そうなことからまず練習して開店し、経験を重ねながら改善していくと良いかと思います。周囲にあまりお店がないので、カフェを待ち望んでいる方は多いのではと思いますがいかがでしょうか。
カフェに行くちゃんと選んで座る待つおかわりはだめ?ジュース大好き