2学期の終業式も無事に終え、旭出学園の児童生徒も冬休みに入りました。北国の大雪のニュースも目に入るようになり、寒さも増してきました。あんなに暑い暑いと言っていた頃がすっかり上書きされて消され、冬を体感します。
「長い休みに入り、益々気が休まりません。」「生活リズムが崩れないように、一緒にウォーキングもして体を動かさないと、子どもは元気なのに私はぐったりです。」お子さんと過ごす長期休みの入り口で感じるプレッシャーはよく分かります。クリスマスやお正月を控えて、ご馳走を食べること、親戚や知人の方々と会うこと、乗り物に乗って出かけること等など、楽しいことをゴールにし、何か一つ、散歩でも窓ふきでもお子さんと一緒にやることを決めて、『やったねシール』を集めてご褒美を目指すなどお互いに褒め合える活動にトライしてみるというのはいかがでしょうか。
12月25日旭出学園にもクリスマスプレゼントが届きました。大谷正平選手からのグロープが3つ、メッセージも添えられていました。ニュースで見た通り、最後のフレーズ、「野球しようぜ!」を見てWBCを思いだし、うるっと来ました。1月の始業式には、生徒のみなさんにお披露目することと思います。
さて今回は、「クラブ活動」についてのお話です。コロナ禍においては各学部間の交流をなくす体制で教育活動を計画していましたので、中学部高等部専攻科縦割りの活動が行われませんでした。昨年度からは、グランドでの月曜日の全体朝礼が再開し、「クラブ活動」は、今年度4年振りに感染症対策には引き続き配慮しながらではありますが、隔週の金曜日に復活しました。昨年度末には、生徒の学校評価にやりたいクラブ活動についての調査も行いました。そこでは、太鼓、ボクシング、バスケット、散歩、パソコン、音楽、歌を歌う、卓球、スポーツ、遠足、SDGs、カラオケ、運動、漫画、美術が上がったようです。各学部教職員で検討し、5月1日のクラブ紹介では、「運動(バスケット、卓球、テニスなどの球技)」「音楽」「太鼓」「ダンス」「ウォーキング」「美術」6つをプレゼンして、生徒に希望するクラブ選んでもらいました。更にここでの説明で、生徒の希望する人数で2グループになることもある、希望者が3人以下の時はそのクラブはなくすので、第1希望と第2希望を選ぶこと、中学部の生徒の希望を優先するので、高等部専攻科の生徒には第1希望に必ずなれるとは限らないことなどを伝えました。生徒の希望は大きく偏ることなく、6つのクラブ活動が成立しました。専攻科の2,3年生以外は縦割りのクラブ活動は経験していないので、説明だけでは見通しが持てない生徒もいたと思いますが、やりたいと思う活動を選ぶという経験のために、6月2日に一度選んだクラブ活動を体験してもらい、クラブを変えたいという意思がある場合には変更し、再編成するということで進めました。現在各クラブには、9名から16名の生徒がそれぞれ選択したクラブで活動を楽しんでいます。各クラブとも、その活動が得意な、専門性の高い職員を配置するなどして、教職員も生徒と一緒に活動を楽しむことができるので、より活発で充実した時間になっていると思います。
中高専の生徒を合せると70名になります。縦割りにすることで好きな活動を一緒にできる仲間が増えますし、先輩後輩の関係も自ずと意識できるようになったり、先輩を見ることで進路への見通しも持てる様になったり、交友関係が広がることで視野も拡大します。生徒間だけでなく各学部の教員間の交流や他学部の生徒理解も進み、一人の生徒を見る目が増えることには一貫教育を軸としている本校にとっても大事な教育活動だと思います。自分が選んだやりたい活動を友達や先生と一緒に楽しんでほしいと思います。
新年がみなさまにとって、笑顔あふれる年となります事を祈念いたします。
年賀状届けばうれし浮かぶ顔近況綴る元気ですよと
2023.12.26