10月23日月曜日、出勤すると、会議室から楽しそうにおしゃべりする声が聴こえてきました。扉には、「茶話会はこちら」と張り紙がありました。いよいよ対面で保護者がおしゃべりする場が再開したようです。ちょっと覗いてみますと、勤労感謝祭で販売する「どら焼き〈青柳菓子店製造・旭出の焼き印付〉」を入れる紙バックを作っている様子でした。中学部のカレンダーの印刷ミスのある用紙を上手いこと折って小さなバックがたくさんできあがっていました。「楽しそうですね」と声をかけてみると。「先生もどうですか?」と誘っていただきました。今回はご遠慮させていただきましたが、月1回で計画されているとのことですので、是非参加させていただきたいと思いました。手を動かし口も動かし、そして笑っている姿は見ていてうれしいものでした。
さて今回は、「専攻科校内実習 カフェ」についてのお話です。11月1日、専攻科の保護者の方々に混じって、専攻科校内実習で開店中のカフェでランチを頂きました。さくら館建設に向けては、是非カフェスペースを設けたいとの希望が叶い、今回の校内実習で店開きが実現し、うれしい限りです。メニューはカレーライスと野菜スープ、飲み物は選択できます。カレールーは専門店の業務用のものを分けて頂いたそうで、スパイスが効いて美味しかったです。ライスには、火を通した10種類ほどの野菜が色とりどりにのっていておしゃれでした。スープは、冬瓜をメインにしたベーコンが効いたさっぱり味で冬瓜に味がしみていました。ナス、ジャガイモ、サツマイモ、ズッキーニ、冬瓜は、専攻科の畑で収穫したものを使っていました。朝からスープを煮込んで、ご飯を炊いて、野菜を切って、飲み物の準備をして、校内実習のカフェグループのみなさんが役割分担をして、12時から予約のお客さんたちを迎えてくれました。飲み物は一人ずつ注文を聞きに来てくれました。盛り付け方も量もたくさん練習したようでした。ウエイトレス、ウエイターしっかり声かけをしてくれて上手に運んでいました。「この紫色は何ですか?」と野菜の名前を聞かれると「さつま芋です」としっかり答えてくれました。練習の成果を発揮していました。事前学習では、カレールーを分けて頂いた専門店にも出向き、お店の雰囲気やメニュー、盛り付け方などを見学してきたそうです。午後1時には閉店し、片づけをするようでしたが、ご一緒した保護者の方とも会話が弾み、「お会計お願いします」と声をかけられるまで、時を忘れてカフェランチを楽しませていただきました。「またやってね」「楽しみにしています」「他の学部のお母さん達にも食べてもらいたいですね」など、次の機会を期待する声が聴こえました。
アンケートでの感想や改善点を参考に、生徒と一緒にこれから旭出のカフェを作り上げていくことになると思います。通りに面した光のよく入るカフェスペースは明るくて居心地のよい空間でした。まずは保護者をはじめとする学校関係者から始めて、地域の方々など、さまざまな方から愛されて利用してもらえるような場所に作り上げていけるといいなと思います。
交わす声「いらっしゃいませ」「ありがとう」元気広がる居場所にしよう