年明け、初日の出のダイヤモンド富士をテレビの画面で見ました。とても美しく静かな映像でした。「世界が平和に向かう年になりますように」と祈りました。
始まってしまえば早いもので、20日には専攻科2年生11名の「二十歳を祝う会」が行われました。緊張しながらも自分の言葉でそれぞれの「二十歳の誓い」を発表している前日のリハーサルを覗かせていただきました。節目、節目で互いに成長を感じ合えることが、儀式の役割として大事なのだと思います。大人の自覚も自然に生まれることはなかなかありませんので、何か、記念碑となることや物が必要なのだと思います。毎年同じように行うことでも、この11名のみなさんが「二十歳を祝う会」で主役になるのは今年だけです。その時だけの特別なものだということを担任チームは想い合って、準備してきたことも感じました。二十歳を迎えたみなさんにとって、たくさんの「おめでとう」に囲まれ、思い出に残る良き日なったことでしょう。改めまして、おめでとうございます。
いただいた年賀状を読みながら、寒中見舞いを1枚ずつ書いているところでした。早くお返ししようと思いつつ、1月も月末に近づいています。「寒中見舞い」は、節分前の1月中に出すのが通例だそうで、ゆるゆるしているうちに期限ぎりぎりになってしまいました。私がいただく賀状のほとんどは卒業生からのものです。20代後半から30代、40代、50代の方々からいただきます。「仕事をがんばっています。」とあると元気でお仕事しているなと安心します。「お店にステーキを食べに来てください。」と誘われると自信がついているなと感心します。「〇〇へ行きました。」の写真を見ると楽しんでいることがわかり、よかったなと思います。「グループホームは楽しいです。」を読むと。自分で選んだ生活に満足していることがうれしいです。「お元気ですか?」と聞かれれば、元気ですよと答え、元気が出ます。
コロナ禍で会えなくなってもう4年目を迎える方々もいますので、年賀状での近況報告は今まで以上にうれしいものになっています。保護者の方の寄せ書きに、「まだまだ頑張ります。」とあればこちらが励まされますし、「仕事場が変わりました。」「生活介護に移りました。」とあると、ライフステージに合わせて対応されているのだと思いを馳せます。長いようで割と早い月日の流れです。私自身も次のステージを予測し、情報収集したり、周囲の方々や行政にお願いしたり備えたりしながら、今を楽しむ生活を送っていきたいと思います。今年も卒業生にも在校生のみなさんにも励まされながら、頑張りたいなと思います。
急かされる 寒中見舞い 冬本番 厳しい寒さ ここからなのに