10月9日土曜日、各部に分かれての運動会が無事開催されました。それぞれの学部の特徴が出ていて、久しぶりにご家族も参観できて行事らしい行事になったと思います。待ち時間が少なくて良かった、競技種目に集中できたというメリットを伺いました。良い面を実感できたことは次の計画に活かせることだと思います。旭出学園の行事の良さの一つは、小学部から、専攻科までの各部の成長の様子を一堂に参観でき、全体で分かち合えるところだと常々お話させていただいてきましたので、合同の行事がここ2年間できなくなってしまったことは、残念な気持ちがあります。中学生になったらダンスしたいなとか、高校生になったら空手の型を覚えたいとか、専攻科になったら何するんだろうという次の学部への期待感を持つことができる機会になると考えるからです。コロナ後もそれ以前と全く同じというやり方はできないと思いますが、見る体験や待つ体験は積み上げていかないと身に着かないものです。行事は、達成感を味わうことが第一ですが、競技などを見て楽しめる力、自分の出番まで待てる力も育ててくれる大切な教育活動だと思います。
さて、我が家のヘチマですが、残念な報告です。実が育ちません。一つだけ育っていますが、環境が適していないのか、あまり大きくなりません。子どもの頃育てた品種と違う種だったのかもしれませんが、大きくならずにいます。なかなか思うような結果にならず、子育て自分育てと全く同じです。だからこそ過程を楽しむことが大事なのでしょう。花をたくさんつけてくれました、葉も生い茂りベランダを賑わせてくれました。ありがとうと言う気持ちで今後は臨みたいと思います。
「女子を持つ保護者の女子会」にお声かけいただき、参加させていただきました。小学部から専攻科まで、もちろん男子を持つ保護者の参加もあり、久しぶりの対面の懇親会でした。このような女子会開催は2回目ですね。特別支援学校は一般的に、男子生徒の人数が多く、本校でも女子生徒は全体の三分の一程の人数です。もちろん学年によってもばらつきがありますので、学年にお一人だけということもあり、女子ならではのケアや悩みを相談できる場として保護者の会のみなさんが計画してくれました。
事前に知りたい情報や困りごとなどを参加希望のみなさんから収集され、それに沿ったテーマで意見を出し合うというとても充実した内容でした。テーマも多岐にわたり、スキンケア、身だしなみ、無駄毛の処理、生理前のイライラ、頭痛、気持ちの切りかえ、放課後デイの利用の仕方、婦人科の専門医院の情報等様々でした。初めて言葉を交わす保護者も多くいらっしゃいましたが、お話されたテーマはどれも大切でしたし、やはりこれまで数々の経験をされてきた高等部や専攻科のお母さんに体験談を聞けたことはとても良かったです。本校の場合は様々な地域から登園して頂いていますので、地域ごとの情報を話し合う機会が限られてしまいますし、特にコロナ禍、クラス懇願会や保護者会、行事等で直接会って話す機会も激減してしまいましたので直に声を聞かせていただくと、やはりこうした機会は本当に必要なのだと改めて感じました。悩みを共有し、助言し合う、情報交換するという保護者の会の大きな約割を十分に果たしていただいた会であったと思います。企画された役員のみなさん、参加していただいた保護者のみなさん、素敵な会に顔を出させていただきうれしかったです。また第3回目を期待しています。
男子を持つ保護者の男女会?も企画されていると聞きました。そちらも楽しみにしています。すぐに解決はしないけれど、誰かと共有することで心が軽くなる、前に進める、これは私の実感です。
朝寒に 心の準備 まだまだで 引き出す衣服 間に合わせ
2021.10.20