事務所にかかっている中学部が作成したカレンダー、残り一枚の図案はショートケーキです。クリスマスシーズンですが、各部のクリスマス会も分散、食事はデリバリーで注文、クラスの出し物はオンラインで披露し合うというような計画で進めているようです。コロナ禍、第3波の勢いが止まりませんので、止む無しですが、少しでも楽しい催しになるようにとみんなで頭をひねっています。これまでのやり方を踏襲するのではなく、工夫をしなくてはならない状況は、貴重な体験になっていると思います。
来年の中学部のカレンダーが完成しました。職員特権で、丁合に参加させてもらったのですが、かわいらしさや迫力、色使い、個性あふれる月ごとの版画作品を前にすると、どれを選ぶか、いつもの事ではありますが手が止まり迷いました。毎年お渡しする実家や友人など送り先はほぼ決まっているのですが、ほとんどの方から「心が和む」との感想をいただきます。来年こそ心穏やかに過ごせる日々でありますようにと願い、また友人たちに贈るカレンダーです。
今回は、「中学部 zoomでの朝の会」をご紹介します。これまでの朝の会は、音楽室に集合して行われていましたが、三密を避けるためにzoomを利用して各クラスへのライブ配信で行うことになりました。司会進行は、3年生が交代で担当しています。C組がキーステイションになり、司会担当はipadの前に座ります。別室では、発言者にスポットを当てるなどのパソコン操作を職員が行っています。内容は、挨拶、うた、出席確認、天気の確認、予定の確認、質問、先生の話いう、これまで通りの流れです。司会者が見て分かるようにプロジェクターやPC画面で各クラスの生徒の姿がスクリーンに映し出されています。3年生が主役になる場面ですので、どの生徒もやる気満々で取り組んでいます。出席を取るときには、一人ひとり名前を呼びますが、「姿勢をよくしてください。」などの呼びかけも得意気に行っています。日付や天気予定については、司会者が質問し、指名された生徒はカメラの前に出てきて答えますが、スポットが当たり画面に大きく映ります。指名されたいという気持ちが多くの生徒の表情に見られます。指名を任された司会者の采配が見所です。予定などのカードは各クラスにそれぞれ並べて置いてあり、指名されたらカードを選び、画面を通して発表します。実は1年生と2年生のクラスは1台のPC画面をみんなで見ているのですが、意外に集中してみることができていて驚きです。大型画面よりも小さい画面の方がフォーカスしやすいという場合もあるようです。これまで目標に掲げていた発表を通して、適切な話し方やマカトンサインの使い方など、コミュニケーションの力を育てることや、参加の態度にも重点をおく等については各クラス内での活動になりましたので、デメリットもあります。司会者と発表者のやりとりを十分に引き出すためには、まだまだ画面の工夫や教材の工夫が必要ですが、手応えも感じています。何より司会者は、パソコンの前でキャスターになった心持ちでいつも以上に表情豊かに身振りも大きく頑張っているのがわかります。
誰にとりましても、いまだ経験したことのない年末年始を迎えます。感染予防に十分注意されて、健やかに年を越し、また笑顔でお会いしたいと思います。今年は、いつも以上にみなさまのご理解ご協力をいただき、学校運営をいたしてまいりました。感謝申し上げます。まだしばらくは気を緩めることができない時期が続くかと思いますが、みなさまにとりまして楽しい時を過ごすことができますようお祈りいたします。
「まあだだよ。」 牛歩で越える 大晦日 2020.12.22