8月に入ると同時に長かった梅雨が明け、一気に真夏になりました。大雨が続き、川の氾濫も相次ぎ、「早く梅雨が明けないか、早く晴れ間が欲しい。」と愚痴っていましたが、いざ暑くなれば「暑すぎるよ~」とまたぼやき始めています。丁度いいという時は本当に一時で短いものです。ほぼほぼ、暑い、寒い、風が吹く、雨が降る、雷だ、花粉だという具合に静かで平和な時は、あっという間に過ぎてしまいます。今年は更にコロナが加わり、生活の仕方に戸惑うばかりです。若い人の感染から、次第に家庭内感染も広がり始めました。都心ばかりではなく、地域の人から「何処何処に感染者が出たそうよ。」と聞きました。もう誰が感染しても、おかしくない状況ですが、病院もホテルも入れない、家庭内療養をしている方の現状をTVで観ていると、傍らの息子が「これは俺にはできない。お互いに感染しないように気を付けよう。」と言い残してTVの前から去っていきました。感染した後きちんと医療を受けられないかもしれないし、家庭でも見きれないという怖さが残りました。この夏休みは、身を縮めて過ごすしかないのでしょうか。それでもどうぞ楽しいひと時がありますように。
7月末、各部の1学期が終了しました。6月7月があっという間に過ぎてしまった気がします。残念ながら児童生徒のみなさんとの直接の関りは、ほとんどなくなってしまったのですが、中学部の課題学習の時間に少しだけお邪魔して、「英語」と「俳句作り」をしました。本来は東京オリンピック開催のはずでしたので、英語に親しむ、日本の文化も知るという目的での学習活動でしたが、「一緒にやりませんか」という呼びかけに答えていただいたグループを対象に行いました。「英語」は”Hello.” ”How are you?” ”Do you like this?“に、”yes” “no”で答えてもらうというやり取りをしました。英単語は言えなくても、好き、嫌い(好きでない)というマカトンサインを付けでクイズのように楽しみながらやれればいい、と立案したものでしたが、英語好きの生徒さんでしたので、用意したほとんどの写真に英単語で答えてくれました。その後、専攻科のオンラインHRでもほぼ同じ内容で、10名以上のみなさんとやり取りをしましたが、こちらはノリのいい方が多く、Yes、Noを楽しんで進めることができました。
「俳句作り」は中学部の生徒と始めましたが、思わず「なるほど!」と思う作品を作ってくれました。五七五の文字数と季語をお題にして入れ、できた俳句を発表し合い、お互いに評価するというやり方で進めました。評価の観点は、きれい、面白い、なるほどで、◎〇△をつけ合いました。最後の回は、今までの作品からベスト1を選んで、色紙に清書しました。Kさんの自薦の一句は、
密避けて アイスクリーム クラスごと
本当はみんなと一緒に食べたいけれど、ソーシャルディスタンスや三密を避けなければならないので、クラスごとで食べるしかないね、という気持ちを読んだ作品でした。
こんな時期ですが、何か新しいことにチャレンジしてみようという企画にご協力いただいた生徒のみなさんに感謝します。楽しかったです。機会があったらまた一緒に学びましょう!
無事過ぎよ 何処なら行ける? 夏休み
2020.8.5